ケアマネ介護福祉士のブログ

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老人ホームの裏事情「入居者を重症化させない」本当の理由って記事

「入居者を重症化させない」本当の理由って飛ばし記事について

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最近目に留まるヤフーニュースの記事が

「おっ。これは…」

と思って記事を開く度同じライターさんが書いており、

「この記事作ってる人クリックさせるの上手いなあ…。見出し作る人天才」

と思ってしまいますね。

今回もそんな記事に対して真偽を確かめていきたいと思います。

 

 

 

どうもはてなブログ無料版初心者ケアマネ介護福祉士です。

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私の過去記事はコチラ 

 

赤字ホームは長く空室が放置されているって本当?

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なぜ、儲かっている事業者と儲かっていない事業者に分かれてしまうのでしょうか。

介護事業にかかわらず、企業経営の収支を大きく左右するものは、売上とコストです。売上が多くあり、コストが少なければ企業は儲かります。当たり前の話です。介護保険事業者の場合、多くの儲かっている企業は、売上とコストの管理をしっかりと実践し、具体的な行動をとることができています。

 

一例を挙げれば、老人ホームの場合、入居率を強く意識し、居室に空気しか入っていなければ売上は立たないので、空室時間を限りなく0時間にするべく行動します。

その上で、儲かっている事業者は人件費をぎりぎりまで抑えて対応しているのです。

大げさな言い方をすると、この2点だけ強く意識さえすれば、介護保険制度は一定の利益が出るように制度設計されているのです。

 

逆に、儲かっていない老人ホームの多くは、空室管理ができておらず、長く空室を放置していても平気です。

 

ちなみに、介護職員の立場に立った場合、空室はよいことです。

なぜなら、空室があるということはケアをしなければならない入居者数が少ないことであり、空室が多ければ多いほど仕事は楽になります。何をかくそう、私も現役の介護職員だったころ、空室が永久に埋まらないほうがよいと思っていました。

 

専門的な話になってしまいますが、入居者が体調不良で病院に入院してしまった場合も同じようなことが起きます。

そのとき、老人ホーム側は入居者が現実的に老人ホームにいないので、当然、介護保険報酬の請求はできません。

介護保険による売上はゼロです。

だから、経営の上手な老人ホームは、入居者をなるべく病院に入院させない方向で努力をしています。

病院に入院させない努力とは、入居者の体調管理をしっかりと行い、重症にならないようにすることです。

   

しかし、ここでも現場の介護職員は真逆の考え方に至っています。

「301号室の×さん、受診したら今日から入院だって」
「あらそう、夜勤が今日から少し楽になるね。しばらく入院していればいいのに」
「あなた、何、言っているの。不謹慎よ」

などという会話は、多くの老人ホームで交わされているはずです。


本当に空室なんかあるの?

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職員がいなくて空室をわざと埋めないとかで埋めない事や、ルール上、一定期間は入院していても違う患者さんを入れてはいけない等があり、空室があるのは確かですが、今時の特養さんはどのくらいあるのかが謎ではありますね…。

私の知っている限りでは介護職員がそろっている特養でそうそう空室があるところは聞きません。

有料の老人ホームさんは利用者さんの選別を行う所も多いためある程度空室を作っている所はありますが…。

入院せず、ご逝去もしないで利用者さん全員が健やかに暮らせるのであればそれが何よりです。

それを目指してはいても達成はそうそうない事を念頭に置いていてほしいですね…。

 

ベッドの空きは意識しているの?

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特養はベッドに空きが出ないよう

(本来は申し込みに来た家族さんや本人さんに介護保険の説明や特養の申し込み手順等を教えたり、介護の相談を受けるのが役割)

相談員の配置が義務付けられています。

私もケアマネと相談員を兼務していたときには空室が出ない様に、利用者さんがご逝去されそうになると次の利用者さんが入れるように段取りを開始します。

私は一日も部屋を開けないように必死になっていました。

だって、部屋が空くと経営に大きな打撃があるんですもの…。

必死に一年間で稼働率100%(入院覗く)をしましたね。

ご逝去された次の日には利用者さんが入れるように常々動いていました。

一般の介護職員さんには

「こんなに無理やり利用者さん入れられるこっちの身にもなれ」と怒られることもしばしばでしたが、

「1日空くと一日3人分の給料が出ません。」

とストレートに伝える冷徹な相談員業務を行っていました。

そのくらい空室は死活問題です。

相談員は必死なので、特に寒くなって入院やご逝去が増えるこの時期はメンタル的にしんどいですね…。

 

入院は介護職員にとってうれしい?

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このライターさんはよく知ってるなと思うくらい典型的な会話ですね。

入院する人が多いと、その分ケアしなければならない人数が少なくなるので、あるあるな会話です。

 

人件費が経営を圧迫するの?

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多くの赤字ホームの共通項は、経営者が現場の介護職員の言うがままに介護職員を配置し、その結果、国が決めた配置基準を大きく上回っています。

当たり前ですが、人件費もそれに伴い、大きく増加してしまいます。

 

もちろん、その人件費を利用者に転嫁する勇気があればどうということはないのですが、そうそう負担する余力がある利用者ばかりとは限りません。

したがって、事業者側の努力で解決をしなければならなくなります。

つまり、事業者が配置基準以上に配置した介護職員の人件費を自己負担するということです。

その結果、赤字運営になるのです。

継続的な介護保険制度を維持し、国民の高齢期に対するセーフティーネットとして機能させるためには、一言で言えば、介護保険制度の趣旨を事業者側と入居者側とで正しく共有し、ともに介護保険制度を協力して活用していくことが重要なのです。

そして、それが直近の課題である「介護職員がいない」ということを解消していく方法でもあるということです。

 

介護保険制度を冷静に考えた場合、画一的な介護支援サービスでよいと言っている(そう言っているかどうかは定かではありませんが、制度を運用しているとそう解釈できると私は考えています)国に対し、事業者側が勝手に、唯一無二の介護支援サービスを掲げ、さらに、周囲の多くの関係者(実は私もそのたぐいに含まれます)も、そこを目指さない事業者はあたかもダメな事業者であるというレッテルを張っている傾向があります。

 

結果として、無理難題を介護職員に突きつけ、介護職員を疲弊させているにすぎません。

さらに、滑稽なのは、これらの努力がそのわりには入居者から喜ばれているわけではないという事実です。

介護事業者の自己満足のために、介護職員が疲弊しているということ。まさに“骨折り損のくたびれ儲け”ということではないでしょうか。

 

冷静に考えると面白いものです。

介護保険制度のおかげで存在できている老人ホームや介護職員が、介護保険制度の解釈を間違えているため、健全な経営に対し、介護保険制度が邪魔をし、介護職員をある意味、苦しめているということになっているのです。

 

本当に人件費がいっぱいかかっているの?

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必要最低人員のみで運営できている施設なんかは殆どありません。

なぜならば、必要最低限の人員配置だと、どこかで職員がいない時間が出来てもおかしくないから。

 

基本的に施設がどこかの野球場のように平面ですべてを見渡せて管理できそうな大きな所なら人員配置基準のみでいけるかもしれません。

ただ、今の施設は個室に多重階層が当たり前…。

人員基準を守っただけでは日中でも職員がいない階層があったり、増築を繰り返している物理的に見通しの悪い作りだと死角だらけになっていたりとどうしても人の目が必要です…。

なので一般的な施設は人員配置以上の職員を用意したり、安全性が確保されるまではショートステイを閉めたり新規入居者を受け入れずに空室を作ったりで確かに対応します。

 

人件費が介護業界で断トツの支出なのは間違いありません。

派遣社員や紹介派遣を使う所は、エージェントに払う金額もあり、更に人件費が高くなるところもあるでしょう。

 

損得抜きに介護という仕事を取り組む不幸

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この、介護保険にあるダブルスタンダードの考えが老人ホームを苦しめ、介護職員を苦しめている、ということになるのではないでしょうか? 

介護職員は、このダブルスタンダードにより、いったい自分たちは何をしなければならないのか、これ以上どうしろと言うのか、これ以上何もできないのに!という気持ちにさいなまれ、嫌気がさして辞めていきます。

 

当然、老人ホーム側に確たるしかるべき方針があったり、経営哲学や信念があるような場合は職員を説得することができますが、信念もくそもないホームで働いている介護職員は、ただただ右往左往するだけです。

 

挙句の果てには、自分自身でも何が正しいのかがわからなくなり、何も考えないことが最良の方法であるという結論に至って思考を止めてしまいます。

思考が止まると、何も見えなくなり聞こえなくなります。まさに、「見猿、言わ猿、聞か猿」の状況です。

そして末期症状になると、「何でもよい」となり、「適当にやっておけばよい」ということになっていきます。

 

私が現役の介護職員だったころ、私の周りにも「自分のこともままならないのだから、入居者のことなど考えてはいられない」という結論に至り、退職していった介護職員がいました。

まさに、神経をすり減らして、疲れ果てて辞めていきました。

このような介護職員の多くは、損得抜きに介護という仕事に取り組んでいた人たちだったと思います。

 

心ある介護職員は、この葛藤の中で積んだり崩したりを繰り返し、最終的に老人ホームに身を置いていると自分自身がダメになってしまうと結論づけ、介護を辞めていくことになるのです。

業界としては非常にもったいない人材の流出だと思います。

 

 介護職員が辞めていく理由

間違いなく介護職は神経をすり減らす職業です。

特にデイサービス等ではなく不規則勤務をしている人は体も心もかなりすり減ります。

耐えられる職員は極一部…。

 

でも、不規則勤務を耐えられる体があってもスキル的に仕事を任せられるかはまた別の話…。

 

そんな中でも確かに燃え尽き症候群ではないにしてもある日突然糸が切れたようにこの業界から離れる優秀な人は居ますね…。

そういう人は本当に介護業界全体に愛想が尽きて辞めていく人たちも一定数います。

 

特に介護保険が大きく改正され、そのたびに自分たちのやっている事を否定されたり、やり方を変える必要が出てくると離職者は増えます。

 

ケアマネ介護福祉士的にどう思う?

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ケアマネ介護福祉士的にはこのニュース記事を書いている人は、今現場からある程度離れているのでしょうからちょっとずれている所もありますが、おおむね本当の事しか書いていないような気がします。

これからも

「おっ。この記事面白そうだな」

と思ったらこの人が書いている…。

という事がしばらく続きそうだなと思いますが、そうなった時にはその都度突っ込みを入れながら言及していこうと思います。

 

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