福祉用具のみのケアプランはダメ。今後認めない方向だってさ。
厚労省が居宅支援の報酬にメスを入れ始め、第一弾は福祉用具のみをケアプランに位置付けている利用者に対するケアマネへの報酬を無くす方針を打ち出す。福祉用具のみのプランは福祉用具販売以上の報酬を全体として払っているため非効率と無報酬にする方向。今後、居宅支援事業所は更に経営難になり、報酬に結びつかない利用者は相手にしなくなる。
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福祉用具のみケアプランはお金の無駄?そうなの?
厚労省が言うには福祉用具のみのケアプランは報酬の無駄だから販売に切り替えるべき。
との事です。ではどのくらいの報酬が発生しているのでしょうか?ともかくざっくりと計算してみましょう。
ケース①杖のみレンタルの要介護者におけるプラン
一本杖を仮にレンタルし、他のサービスは使っていない利用者さんの場合…。
杖にかかるレンタルは全国平均100円(1割の場合)
全然お金かかってないじゃん?
というのは介護職として知識不足、ケアマネだったら失格です。
100円というのは自己負担(1割の場合)です。
国から900円が出ています(しつこいですが1割の場合)
ココで話が終わりだと思った方は介護職としてもう一歩…。
ケアマネはやっぱり失格です。
今回問題にしているのは福祉用具のみを位置づけているケアプラン…。
なぜなら、ケアマネに10000円前後(事業所や、介護度による)
の報酬を国が10割払っているからです…。
つまり、杖一本借りるだけで実際国は10900円前後の報酬を払っています。
杖自体は2万から4万円で相当高級な杖を購入できます。
でも、介護保険全体でみれば、2カ月から4カ月も使えばすぐにでも買えるほどの税金を使っているんですね…。
ケース②杖のみ使っている要支援者プラン
こちらも同じですね…。
杖は100円だとしても、要支援のマネジメントに5000円前後国が払っています。一年使わないくらいで、十分元が取れるくらい税金を使っているんですね…。
確かに結果論だけで言えば無駄になるので、購入をすすめたほうがいい。
と考えるのは合理的な発言だとは思います。
財務省がそういうのであれば
『お金のことだけ考えればそうだよ。でもそうじゃないんだよ。』
『ケアマネに払うだけ無駄だと財務省は思うだろう…。』
となりますが、今回それを提言しているのは介護保険を担っている
『厚生労働省』
なんですよね…。
厚生労働省すら実情を理解していないのか…。
と泣きたくなるような発言ですね…。
じゃあやっぱりケアマネは無駄なの?いやいや、そんなことないですよ?
確かに福祉用具のみのプランで、ケアマネに10000円払うのはもったいないかもしれません…。
でも、それだけじゃあないんですよ…。
別に給付管理だけがケアマネの仕事じゃあないです…。
土台ケアマネの一番大事な仕事を忘れてはいませんか?
一番は
『介護の相談』
わかってますか厚生労働省さん?
逆に福祉用具を借りないと、ケアマネが月一回訪問してくれないんです…。
核家族化、一人暮らし、高齢夫婦が多い昨今…。
定期的な訪問による状態変化がないか?
困りごとや、詐欺等のトラブルにあっていないかを定期的に確認するのがケアマネの大きな仕事…。
決してはっきりとした報酬や加算がないのこそが問題…。
杖の購入を手伝ってはい終わり…。
そんなことになったら詐欺にあう利用者さんに気付けません…。
認知症が進んでいても気付けません…。
家の中で倒れていても気付けません…。(これは福祉用具借りてるだけじゃあそんな迅速には気付けないかもしれませんが、歩行能力の低下等をケアマネが感じていれば未然に防げるかもしれませんが…。)
社会から切り離されがちになった高齢者を再び社会活動へ導いたり、フレイル予防へ導くのがケアマネの大事な仕事…。
むしろ目先の支出を抑えようとケアマネを排除した場合、高齢者のフレイルを増大させ、社会生活からの離脱を速めてしまう結果になるのではないでしょうか?
ケアマネ介護福祉士的見解としては?
これは本当にひどい改正ですね…。
本来であれば月いくら?という包括的サービスではなく、
困難事例や度重なる調整が必要な利用者に対して、1回いくら?
の報酬が欲しいくらいの所を
『杖のみでは金の無駄だから…』
と抑制するなんて…。
財務省が言い出すのであればともかく、介護保険を運用している厚労省が言い出すとなると本当に介護業界が沈みゆく泥舟制度に成り代わっているのではないでしょうか…。
『地域包括ケアシステム』
という名の理想を追い求めるシステムも、
『単なる地域の押しつけ』
制度で、ケアマネまで外されたら高齢者の機能低下予防や社会的役割からの切り離しを防止する手立てを地域で何とかしろという事なんでしょうか…。
かなり無茶苦茶な気がします…。
それに月一回と言えど、ケアマネと話することで、ギリギリ人との関わりを保っているりようしゃさんも居るし、相談したくてもイチイチ電話をかけてくる人より、
訪問時に
『実は相談あるんだけど…』
という利用者さんの方が圧倒的に多いんですよ?
それが福祉用具販売手伝って終わりって…。
明らかにサービスを望まない利用者さんは退院支援にもかかわりづらくなるから医療費もかさみそうですが…。
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